三浦しをんが的確かつ楽しく伝える、小説の書きかた。
「小説なんて書いてられっか!」ってぐらい暑い日がつづいていますが、みなさまお元気でしょうか。夏ノ暑サニモ負ケズ、一日ニ五枚ノ原稿ヲ書ク、サウイフモノニワタシハナリタイ。ぐすんぐすん。 ところで、問題は「五枚」です。この「五枚」とは、A5用紙にびっしり五枚でも、ティッシュペーパーに五枚でもなく、原稿用紙に五枚です。 「そんなことはわかっとるわい!」とおっしゃるでしょうけれど、待たれぃ。話を聞いてくだされ。 本書「二皿目 枚数感覚について」より一部抜粋 |
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次の皿では自作を例に、短編をどう発想し、どう構成しているのか、説明します。と言いつつ、おいら、「感性派」(←かっこよさげに言ってみた)だからな……。すなわち、「理論に疎い派」(←かっこよさげに言えなかった)だからな……。 本書「三皿目 短編の構成について(前編)」より一部抜粋 |
三浦しをんの、あの作品の裏側が覗けるかも……。
三、逆説発想法。 『光』(むっちゃドス黒くて、どこにも光なんかない話) 『愛なき世界』(本当はこの世界には愛があふれてるんじゃないかな、というところに着地する話) 私……、さっきから「タイトルのつけかた」について必死に説明しようとするあまり、盛大に自作のネタバレをしてしまっているんじゃなかろうか。まあいい。俺の屍を越えて、みんなでバスティーユを陥落させてくれれば本望だ(『ベルばら』参照)。 本書「十五皿目 タイトルについて」より一部抜粋 |
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『風が強く吹いている』の設定の一部を大公開!そしたら大後悔!……私の場合、間取りや人間関係を考えることを通して、執筆への意欲がいよいよ高まります。 本書「21皿目 構想と構成、登場人物について」より一部抜粋 |
三浦しをん節、さく裂。某きらめく一族への愛を筆頭に、こぼれ話満載。
私の夏は映画『HiGH&LOW』シリーズに捧げられました(唐突)。ていうか、秋の気配が深まりつつあるいまも、『ハイロー(と略させていただきます)』のことばっか考えてて、おかげさまで仕事がまったく手につきません。ありがとう、琥珀さん! | |
夜ごと友人たちと、「どの会場から申しこんだらチケット当選しやすいか」の戦略を練る今日このごろですが、みなさまはいかがお過ごしですか? 私は、いまなら城を攻め落とせるかもという勢いで脳みそ回転させてます。諸葛亮と呼んでくれてもいいんだぜ。この諸葛亮、連戦連敗ですがね。チケット争奪の戦、激しい……! みんな希望の地にたどりつけますように。 |