舞台 炎の蜃気楼(ミラージュ)昭和編 散華行ブルース公演直前! キャストスペシャルインタビュー
			28年にわたる『炎の蜃気楼』の歴史に真のピリオドを打つ舞台『炎の蜃気楼昭和編 散華行ブルース』出演するキャストの皆さんから、熱いコメントをいただきました!

富田翔さん 加瀬賢三/上杉景虎

Q1 『散華行ブルース』への意気込みをお聞かせください。
ここまでやらせていただけたことに感謝の気持ちを込めて、色んな方の色んな想いを背負いながら、それを力に変え今持っているものすべてをかけて挑みます。
Q2 今回の作品の見どころを教えてください。
舞台上で行われることすべてだと思います。
覚悟を持ったそれぞれの想いが交錯する中での生き様と死に様。
毎回異なる『炎の蜃気楼』特有の独特な空気感を感じて見届けていただけたら嬉しいです。
Q3 『ミラステ』シリーズの中で好きな台詞、印象に残っている台詞を教えてください。
「バイ!
のうまくさまんだ ぼだなん ばいしらまんだや そわか
南無刀八毘沙門天 悪鬼征伐 我に御力与えたまえ! 調伏!」
何百回と唱えた台詞ですし、これを毎回練習して合わせたりしていることで、それが夜叉衆の結束にも繋がったとても思い出深く思い入れのある台詞です。
Q4 読者の皆さんにひと言お願いします。
『炎の蜃気楼』という作品のラストを飾らせていただくことに責任と強い覚悟を持ってやらせていただきます。
自分達の力だけでは決して辿り着けない景色が、皆様の力が加わることで見えてくるのだと思います。
是非一緒に空間を創っていただけたら心強いです。
どうか最後のその瞬間までよろしくお願いします。

平牧 仁さん 笠原尚紀/直江信綱役

Q1 『散華行ブルース』への意気込みをお聞かせください。
いよいよ『炎の蜃気楼』のアンカーのバトンを託され最後のランとなります。
とても重量の重い役でありステージですが、頼もしい先輩や仲間に囲まれ挑戦すべき山を愉しく苦しんで登れそうです。
自分なりの愛すること、生きることと心から向き合ってぶつかって行きたいです。
Q2 今回の作品の見どころを教えてください。
ひたすらにすれ違って来た景虎と直江の触れ合う瞬間を見られる美しいストーリーだと思います。
それは刹那的な物かもしれないし、また勘違いなのかもしれないけれど、答えを探し続ける二人の姿に胸を打たれます。
Q3 『ミラステ』シリーズの中で好きな台詞、印象に残っている台詞を教えてください。
「御意」

言い方を何度も何度も悩み考え吐き出した印象深い台詞です。

景虎と直江の関係がギュッと詰まっているような哀しくも力強い台詞だと思います。
Q4 読者の皆さんにひと言お願いします。
この作品を通して自分だけの愛の形を見つけてもらえたら幸せです。
舞台を通して『炎の蜃気楼』の世界が少しでも豊かに広がってもらえたらと願います。

佃井皆美さん 小杉マリー/柿崎晴家役

Q1 『散華行ブルース』への意気込みをお聞かせください。
とにかく、まっすぐ、やるのみです!
晴家はまっすぐな人間なので、その晴家から学んだ姿勢で最後までやり遂げたいです。
Q2 今回の作品の見どころを教えてください。
人が人を想う想いの強さ。
一人一人がそれぞれ、誰かを想って一生懸命になっていて、そんな姿が、すっごく苦しいし胸が痛いんですけど、その生き様を見届けて欲しいです。
Q3 『ミラステ』シリーズの中で好きな台詞、印象に残っている台詞を教えてください。
「マリーです」です。
お話が進んで、「マリー」と呼ばれなくなってしまった今、『炎の蜃気楼昭和編』の晴家にとって、マリーとしてレガーロでみんなと過ごせた時間って、本当に心安らげる幸せな時間だったなぁと懐かしく思い返しています。
また「マリーです」って言いたいです。
Q4 読者の皆さんにひと言お願いします。
『炎の蜃気楼』という作品を通じて、皆さまと繋がる事ができて、とても幸せです。
素晴らしいラストになるよう、みんなで一生懸命がんばります。
応援していただけたら嬉しいです。

五十嵐麻朝さん 宮路 良/安田長秀役

Q1 『散華行ブルース』への意気込みをお聞かせください。
前作、舞台『炎の蜃気楼昭和編 紅蓮坂ブルース』から安田長秀を演じさせていただいています。自分にとって、とても大切な作品です。
『炎の蜃気楼』に恥じぬよう、覚悟をもって挑みたいと思います。
Q2 今回の作品の見どころを教えてください。
生と死、そして人間模様が凄く深く描かれています。景虎や直江はもちろん、いろんな角度から人それぞれの気持ちで観るとより深い作品なのではないでしょうか。
Q3 『ミラステ』シリーズの中で好きな台詞、印象に残っている台詞を教えてください。
一見、ただ振り回しているだけに思われそうな長秀ですが、景虎に対する全ての台詞が好きです。飄々としながらも、熱すぎる言葉。
Q4 読者の皆さんにひと言お願いします。
とても重い作品ですが、自分はそんな作品が大好きです。この作品に出会えて良かったと思います。
是非、劇場に観に来て同じ空気を堪能して頂けたらと思います!

笠原紳司さん 佐々木由紀雄/色部勝長役

Q1 『散華行ブルース』への意気込みをお聞かせください。
最終決戦。

悔いなきよう持てる全てを板の上に、の思いです。
Q2 今回の作品の見どころを教えてください。
顔合わせで桑原先生も仰っていましたが、純然かつ強烈な『悲劇』な部分だと思います。どん底カタルシス、お楽しみください。
Q3 『ミラステ』シリーズの中で好きな台詞、印象に残っている台詞を教えてください。
舞台『炎の蜃気楼昭和編 瑠璃燕ブルース』の「オン・ビシビシ・カラカラ・シバリ・ソワカ」。
Q4 読者の皆さんにひと言お願いします。
色部さんという役を賜り早4年。

読者の皆様の期待を裏切ってはならぬと大切に、かついい意味での裏切りを、と大胆に真剣に楽しんで演じて参りました。

ついに最終決戦。今まで以上の想いを込めのぞみます。

お楽しみ、いえ、お悲しみに。

増田裕生さん 朽木慎治/織田信長 役

Q1 『散華行ブルース』への意気込みをお聞かせください。
今回で5作品目となります『散華行ブルース』。『ミラステ』もいよいよラストになりましたね。何も知らなかった用心棒時代が懐かしいですね。今回の意気込みはシンプル!「舞台上に全部出してくる!」ですね。5作品乗り越えて膨らんだこの思いを、全部出し尽くしてやりたいと思っております。
Q2 今回の作品の見どころを教えてください。
上杉と織田の戦いも佳境! そちらも大変な見所満載となっておりますが、美奈子と直江もかなり見所満載ですよー。なんせ私『涅槃月ブルース』大好きなので。『炎の蜃気楼』といえば焼け付くような人間関係、そちらもお楽しみに。
Q3 『ミラステ』シリーズの中で好きな台詞、印象に残っている台詞を教えてください。
舞台『炎の蜃気楼昭和編 夜叉衆ブギウギ』のオープニングでの勝長殿の「越後が懐かしいな」、がなぜか印象に残っております。あとは舞台『炎の蜃気楼昭和編 夜啼鳥ブルース』より執行社長の「欲なんてもんはさ、戦地においてきちまったよ」、こちらも印象に残っております。
Q4 読者の皆さんにひと言お願いします。
いよいよ『ミラステ』もおしまい! この作品を舞台という形で皆様と体感できたということは、きっと今までの役者人生の中でもNo.1といっても過言ではない経験だったと思っております。最後まで応援の程! よろしくお願いします!!!

林修 司さん ジェイムス・D・ハンドウ/森蘭丸 役

Q1 『散華行ブルース』への意気込みをお聞かせください。
4年間取り組んできた作品の環結編という事で、遂に終わってしまうんだなという悲しい気持ちと、最後はお客様に楽しんで帰って頂きたい、と言ってもこの作品の楽しいは違う部分にあるのですが、そんな気持ちでいっぱいです。
Q2 今回の作品の見どころを教えてください。
全シーンだと思います。全員自身が出ているシーンは責任を持って、プライドを持ってやっております。
Q3 『ミラステ』シリーズの中で好きな台詞、印象に残っている台詞を教えてください。
上杉景虎の「信長」という台詞と織田信長の「景虎」という台詞です。僕の演じる森蘭丸は信長様が「景虎」と発する度に嫉妬を覚え、殺意を覚えております。

Q4 読者の皆さんにひと言お願いします。
この作品に出逢えた事、この作品の一部として生きられた事が誇りです。『ミラステ』が皆様の心の中にこれからも残ると信じて、悔いの残らない稽古をしていきます。ここまで『ミラステ』を応援してくださり本当にありがとうございました。

小野川晶さん 高坂弾正 役

Q1 『散華行ブルース』への意気込みをお聞かせください。
長年愛されている小説が環結し、さらに舞台で本当の環結。前回からの参加ですが、この作品に出会えて幸せです。4年間かけて築き上げてきたこのカンパニーの力とお客様の力。本編での美奈子は聖母のようで象徴のように感じましたが、昭和編では美奈子が本気で生きて、考えて、そして辿り着く。美奈子の生き様を精一杯伝えていきたいです。
Q2 今回の作品の見どころを教えてください。
濃密な人間関係。生きること。愛。最終決戦。どこを切り取っても濃厚で、余すところなく見ていただきたい気持ちです。でもやっぱり夜叉衆の400年の繋がりや生き様のかっこよさや切なさ。景虎と直江の痛み。喋ってない時にもすごくすごく素敵な表情があって胸を打つんですよ。信長さんチームの大人なかっこよさも素敵です。
Q3 『ミラステ』シリーズの中で好きな台詞、印象に残っている台詞を教えてください。
舞台『炎の蜃気楼昭和編 紅蓮坂ブルース』の「ずっとあなたのそばにいたい。」
人に求められることに応えて生きてきた美奈子が、自分の欲望を伝えた言葉にぐっときました。実際に美奈子としてこのセリフを言った時にとてつもなく切なくて。そばにいると覚悟して来たけど、ダメかもしれないとか捨ててきたものの大きさを感じて泣きたくなって。弱い自分を恥じているようで。なんだかとても好きです。
Q4 読者の皆さんにひと言お願いします。
舞台『炎の蜃気楼昭和編 散華行ブルース』。みんなが必死に生きようと愛そうと、正義を貫こうと戦う姿を応援してください! 少し辛くて、切ない内容でもありますが、その切なさを楽しんでいただけたらと思います。観た後に、生きる力が届けばいいな。夏真っ只中。暑い日が続いていますが、劇場に観に来ていただいて、さらに熱くなってほしいです。お待ちしています。

鐘ヶ江洸さん 高坂弾正 役

Q1 『散華行ブルース』への意気込みをお聞かせください。
引き続き、高坂弾正として舞台上で生きられることがとても光栄です。稽古初日から『ミラステ』独特の良い意味でピリついた稽古場の空気を感じて、身が引き締まる思いです。長く愛され続けているこの『炎の蜃気楼』の世界で高坂が何を考え、何を感じたのか。千穐楽まで板の上で新鮮に感じ続けたいと思います。
Q2 今回の作品の見どころを教えてください。
集大成となる今作は、どのシーンも何か一つの糸が張り続けているような緊張感があります。その緊張感の中でも、どこか飄々とした高坂。彼が何を感じているか。ぜひ想像していただけたら幸いです。
Q3 『ミラステ』シリーズの中で好きな台詞、印象に残っている台詞を教えてください。
舞台『炎の蜃気楼昭和編 紅蓮坂ブルース』のラストの直江の「御意」。これは、鐘ヶ江洸としてですが。景虎に熊本に行けと言われた時、崩れながら溢れたあのセリフがずっと頭に残っています。今までの直江の人生や『ミラステ』の歴史が、あの一言に集約されたようなステキな言葉だと感じました。
Q4 読者の皆さんにひと言お願いします。
『ミラステ』、ぜひぜひご期待ください。今、稽古場でキャスト・スタッフの皆様と全員で力を合わせて、最高の作品を作り上げようと尽力しております。それぞれの役のそれぞれの想いがご覧になったみなさんに届きますように。僕も高坂弾正として、より深い何かを見つけられるように最後の最後まで足掻き続けます。応援のほど何卒よろしくお願い申し上げます。

桑原水菜先生より

桑原水菜先生より

舞台『炎の蜃気楼ミラージュ昭和編 散華行ブルース』

原作:桑原水菜(集英社コバルト文庫刊)

演出:伊勢直弘/脚本:西永貴文(空飛ぶ猫☆魂)

日程:2018年8月11日(土)~8月19日(日)

劇場:全労災ホール/スペース・ゼロ

主催・製作:トライフルエンターテインメント

公式サイト

これまでの舞台「炎の蜃気楼昭和編」関連コンテンツはこちら