かける

WebマガジンCobaltの投稿新企画「文房具小説賞」では、ジャンルを問わず「文房具のある物語」を募集しました。今回は、協賛の文具メーカー「ぺんてる」さんも選考に参加、３人の担当者から、１本ずつ賞をプレゼントすることになりました。このページでは、個性あふれる受賞作と選評、そして、「文房具小説賞」にちなんで、ぺんてるさんから贈られる副賞の文房具についてもご紹介します。

（賞金３万円＆ぺんてる文房具セット）

「インクがなくても会いましょう」

宮　一宇

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選評
「インクが切れた万年筆」の存在感が、物語の支柱になっていて、まさに文房具小説賞にふさわしいと思ったよ。人は文房具を通し人とつながって、笑い、泣き、恋し、成長していくんだよね。時には大切な人を失う悲しい出来事もあるけれど、人はちゃんとそれを乗り越える事ができる。そして必ずどこかで文房具が支えている。この作品を読んでペペはそんな事を感じたよ。受賞、おめでとうございますだよ！

「決意の、その先へ」

黒瀬かすみ

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選評
人々が不思議な力と共に生きる国で、学生３人組が試験をめぐって大奔走！　確立された世界観に、すぐに引き込まれ、ワクワクしながら夢中で読みました。活き活きと描写される登場人物は魅力的で、彼らの絶妙な掛け合いの様子は目に浮かぶよう。構成、ペンを用いた仕掛けも素晴らしく、ぎゅっと中身の詰まった一作です！
登場する不思議な文房具の数々も、思わず欲しくなる素敵なものばかり♪　ミネア達の学院生活を、もっともっと読みたくなりました！

「初恋とおまじない」

笛希明伸

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選評
学校、友情、初恋、おまじない、をテーマにしたほのぼのとしたショートストーリー。ぶっきらぼうな及川くんの何気ない優しさに心温まりながら、ハッピーなラストにほっこりしました。身近な文房具「消しゴム」をキーアイテムにして、主人公の友情と揺れる恋心が軽快なタッチで描いてあり、「文房具小説」にぴったりな作品と考え、選ばせて頂きました！　文房具とおまじないって、いつの時代でも相性がいいんですよね☆

「ルル」のイラスト＆直筆メッセージ

「文房具小説賞」の選考に参加してくれた、ぺんてるの「ルル」ちゃんから、ルル賞を受賞した『決意の、その先へ』への直筆メッセージ＆イメージイラストが届きました！「個性豊かな作品世界を、次々に拝読して味わわせていただくのは、とても贅沢で楽しい時間でした。中でも、今回「ルル賞」に選ばせていただいた作品は、いち読者としてファンになってしまうほどに魅力的で、このような素敵な作品に出逢えたことに感謝するばかりです」とも！