19世紀、大英帝国の首都――ロンドン。偉大な探検家である当主が亡くなり、長男が爵位を継ぐことになったアッシュフォード子爵家。長女セシルはといえば、子爵家の未来のため、顔も知らない相手と結婚することが決まっている。だが、好奇心旺盛な彼女は結婚までの一年間、新聞記者になるという前代未聞の行動に出た! 「子爵令嬢」という正体を隠し、少年姿で働くセシルの前に現れたのは……!?




子爵令嬢という身分を隠し、新米記者として働くセシル。そんな彼女の前に、ジュリアンと名乗る謎の美青年が現れた。見事な絵を描くジュリアンは臨時絵師として雇われ、セシルは彼と一緒に事件を追うことになってしまう! 最初の事件は、病院のそばの鉄柵に、真っ赤な血がべっとりと付いていた、というもので…!?
親友のエリザベスから、「婚約が決まったとたん、それまで仲良くしていた婚約者に会いたがらなくなった令嬢」の話を聞いたセシル。彼女はマザーグースのある唄を思い出し、ジュリアンと一緒に真相を探っていく。だが、つきとめたのは思いも寄らない真実だった!


旅先のエジプトで病死したセシルの父、ヘンリー・アッシュフォード。父の死に一抹の疑問を抱いていたセシルは、ある日、思いがけない話を耳にする。ヘンリーと共に旅をしていたメンバーに、ある「見立て」が起きているというのだ。それはマザーグースの唄をモチーフにしたもので、このままでは殺人が起きることを予測したセシルは…!?
気の進まない婚約に背を向けて記者生活を送っていたはずなのに、いつのまにか当の婚約相手が仕事のパートナーとなっていたご令嬢のお話です。マザーグースの唄&婚約のからんだ事件もあわせてお楽しみください!
久賀理世






