04月03日更新
【第205回短編小説新人賞入選】君との距離、三歩
机ひとつ分、三歩の距離。それが、私の彼の距離--。
引っ込み思案で人づきあいが苦手な女子高生の紗沙は、いつも同級生たちとは少し違った視点で世界を見ている。そんな彼女は、ある日偶然、同級生の航汰が描く鉛筆画のカードに目を留める。何気ない学校の風景の一部を、まるで謎かけのように細やかに描き出す航汰の画。いつの間にか紗沙は、彼の絵が何を描いているかを言い当てるのが日課になって--? 【三浦しをん+コバルト編集部によるこの作品への選評も要チェック!】
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- 最新版2020年04月03日更新