みなさん、こんにちは! THE RAMPAGE from EXILE TRIBEの岩谷翔吾です。
『岩谷文庫~君と、読みたい本がある~』第18回は、沢木耕太郎さんの『深夜特急1 香港・マカオ』のレビューをお送りします。
『岩谷文庫』で紀行小説を取り上げるのは初めてですね。僕自身こういったジャンルの作品を読んだことがなかったのですが、では、今回どうして『深夜特急』を選んだのか?
それは、僕の尊敬する先輩であり、LDH (THE RAMPAGEの所属する芸能事務所)の中でも指折りの読書家である橘ケンチさん(EXILE/EXILE THE SECOND)が、本をテーマにしたプロジェクト『たちばな書店』で紹介されている本だったからです。
ケンチさんと出逢った当時、僕はまだ小学5年生。EXPG STUDIO(LDHが運営するダンススクール)のワークショップで、ケンチさんが大阪に来られた時のことでした。その時に教わった振付けは未だに覚えていますし、『HiGH&LOW THE MOVIE』の舞台挨拶では二人で各地の映画館を回らせてもらったりと、いろいろとご縁が深い先輩なんです。
『たちばな書店』のレビューによると、ケンチさんは『深夜特急』を読んで、物語の舞台となったマカオや、アメリカへも旅をされたそうです。20代の頃と書かれていたので、もしかしたら、今25歳の僕と近い年齢で旅をされていたのかなって、とても興味が湧きました。
ライブツアーであちこち行かせて頂いているので、旅慣れてるんじゃ? と思われるかもしれないんですが……ツアーで行っても基本は会場とホテルの行き来で、ましてや今はコロナの影響もあり、食事もお弁当で、ご当地ごはんみたいなのを味わうことも難しくて。現地に行ったという感じは全くないというのが実情です。
なのでこの本を読んで、僕もめちゃくちゃ旅がしたくなってしまって。舞台(REAL RPG STAGE『ETERNAL2』-荒野に燃ゆる正義-)の稽古で連日スケジュールがパンパンだったんですが、合間を縫ってプチ旅を敢行しました。20時に稽古が終わってから友達の運転する車で海へ行って、朝日を見て帰るっていう……。翌日も稽古で、ゆっくりもできない弾丸旅行でしたが、朝食は海の家でしらす丼を食べたり、すごくいい気分転換になって最高でした。
ケンチさんとは先日、特別編として生配信対談をさせて頂いた際に『深夜特急』についてもお話をしたので、既に読み始めてくださっている方もいるかもしれませんね。『深夜特急』は香港・マカオ編以降も続きがあるので、また改めてケンチさんとじっくり語り合わせて頂きたいなと思っているところです。