「ちょーの続編を書きませんか?」
というお話は今までも頂いてたのですが
「続編といっても魔王編もやっちゃったし、今のところプランはないです」
とお答えしていました。
ですが今回なんでか、
「あれがこうしたら、それでいいんじゃないかな! 書けそう! できそう! 続編じゃないけど、つながりはあるかんじで!」
という気持ちになれて書きました。
独白を禁止してみたり、視点の変わりを押さえてみたり、文章をよりシャープに心がけたり、今まで試してみたことも、もりこんで書いてみましたが、読みやすくなっていればいいなあとそれだけ思います。
取材としてお茶の水から牛ヶ淵、日本橋まで歩きました。歩くのが遅いので、まさか日本橋につくまでに暗くなると思わなかったのですが、おかげで頭上のライトが綺麗でした。
少し雨が降り出して、暗くなり始めた牛ヶ淵には一羽、白鳥がいました。
クジ君もカンラン先生も、私も手探りでどんな人だろうと考えながら書いています。
東京ではなく東ゥ京、という平行世界を巡る旅ですが、東京を描き出せたらどんなに楽しいでしょうか。
おつき合いいただけたら幸いです。
久しぶりのちょーシリーズ、いち読者としても楽しく読ませていただきました!
魅力的な新キャラクター達をうまく表現できてるといいのですが……
どうぞよろしくお願いいたします!
1997年『ちょー美女と野獣』が発刊となり、シリーズスタート。第一部はトードリア編・コバーリム編・レフーラ編・ジール編で構成されており、ジオラルドとダイヤモンドの二人を中心に繰り広げられるファンタジー物語。従姉リブロの策謀により、親友サリタ・タロットワークの魔法で獣の姿に変えられたトードリア国の王子ジオラルドは、ジェムナスティ国の絶望の森へ飛ばされる。そこで虎に襲われたジェムナスティの王を助け、それがきっかけで王の娘で獣好きな王女ダイヤモンドと絶望の森で暮らすことになる。ダイヤモンドの愛の誓いにより、人間の姿に戻れたジオラルドだったが、ダイヤモンドはそれが非常にお気に召さず、自分好みだった獣の姿にもう一度戻すため、二人でトードリア国を目指し旅に出ることに・・・。第二部(『ちょー新世界より』以降)で主人公は宝珠に変わり、ダイヤモンドの子供たちや、第一部の人物達とともに様々な事件に出くわすのだが・・・!?