
NEW01月15日更新
怪談男爵 籠手川晴行 まぼろし花魁
大正モダン花開く帝都に、怪異を愛する美貌の男爵あり。
都市文化が花開く大正の世。貧乏男爵家の当主である籠手川晴行は、裕福な姉の夫・海藤から惜しみない援助を受け、仕事をするでもなく気楽な暮らしをしている。彼がなみなみならぬ関心を示すのは、人の世に垣間見える怪異の数々。ある日、晴行が姉夫婦の家を訪れると、老舗味噌蔵の後妻であり、先般夫を亡くした未亡人のお美津が海藤に泣きついていた。聞けば、前妻の息子晋太郎が、縁談がととのいつつあるにもかかわらず、吉原の花魁に入れあげてしまい帰ってこないという。興味を示した晴行は、自ら晋太郎を連れ戻す役目を買って出るが!?
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- 最新版2021年01月15日更新