
NEW06月24日更新
貸本屋ときどき恋文屋3
「恋を知らない恋文屋」のなつが、自らの恋に向き合う――!
小田原藩の武家の嫡男でありながら、恋ゆえに出奔した兄を探すため、ひとり江戸へ上った少女・なつ。貸本屋<ゆうづき>で働くかたわら、恋に悩む江戸っ子のために恋文の代筆を引き受ける「恋文屋」としても知られるようになる。恋も知らない自分が恋文屋なんて……と、戸惑うなつだったが、<ゆうづき>の常連客・清次郎への思いが「恋」であることを自覚。同じころ、出奔した兄の妻で版画作家の妻・千代女と知り合ったなつは、幸せそうな千代女の表情に、強引に兄を実家へ連れ戻すことが本当に正しいことなのか、と悩むようになる。そんな中、江戸の町に正体不明の辻斬りが出没するようになり――? eコバルト文庫電子オリジナル作品7月刊で登場する貸本屋”なつ”の奮闘記、完結巻となる第三巻の先行試し読み連載!
【文庫情報】武家の娘・なつが、ひょんなことから江戸で「恋文屋」に!後白河安寿『貸本屋ときどき恋文屋』シリーズはこちら
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- 最新版2022年06月24日更新