11月25日更新
妖精人はピクニックの夢を見る
ディストピア飯小説賞によせて 特別書き下ろし短編
男は願う。愛しい家族に、おいしい食事を食べさせたいと。
前世紀に勃発した世界的な戦争と感染症で、地球人類の生き方はまるで様変わりしてしまった。圧倒的な食糧不足に対し、人類が編み出したのは代用食――効率的に生産できるがおいしくない――で命を繋ぐこと。感染症に罹患した人間を、一定期間隔離すること。そんな生活が当たり前になった時代、新型ウイルスに感染した一人の男が、隔離施設に送り込まれる。だが、それは彼にとって、思いがけない運命の幕開けだった――!
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- 最新版2022年11月25日更新