02月24日更新
僕の目を見て
可児先輩はいつも上機嫌。 私はそんな人を見たことがない。
優等生だけれど古典だけが苦手な高校生のミル子。高校では、剣道部で部活をしている。当初は入部する気なんてなかったけれど、剣道の思わぬ楽しさに触れ、そして、もうひとりの部員・可児先輩の穏やかな性格と、いつも上機嫌な微笑みに心惹かれて。ところがある日のこと、可児先輩はアキレス腱を怪我して学校に来なくなってしまった。そして半年後。進級したミル子のクラスには、留年して同学年になった「可児くん」がいた。ところが、彼はミル子が大っ嫌いな古語、つまり「古典のことば」でしか話さなくなっていたのだ。戸惑うミル子は?
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- 最新版2023年02月24日更新