11月26日更新
【2021年ノベル大賞 準大賞受賞第一作】ナルシスの胸像
恐るべき「美の呪い」の果てに、彼女が欲した禁断の果実とは。
田舎の郵便局に勤める若手局員のチグサは、新しくスタートする「地域の単身高齢者見守りサービス」の案内とモニター募集のため、ある山間の家を訪れる。そこは、局員たちの間で「魔女の家」として噂される、異様に洒落た西洋風の一軒家だった。「魔女の家」を尋ねたチグサは、二階の窓辺に若く美しい女性の姿があるのを目撃する。だが、訪問したチグサを出迎えたのは、「醜い」という形容を超越した凄絶な異形の老婆だった。しかも老婆は、二階にいた美しい女性を「人形」だというのだ--。2021年ノベル大賞《準大賞》、柳井はづきの受賞第一作!
【特別企画】2021年ノベル大賞で見事準大賞を受賞した柳井はづきさんに、受賞記念企画として一問一答式のインタビューに答えてもらいました。創作スタイルから作品の構想のやり方、好きな小説など、柳井さんの感性に迫る特別インタビューにご注目を!
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- 最新版2021年11月26日更新