編集A
一種のボーイミーツガールもの、でしょうか。まじめだけど口うるさくて我が強くて、クラスで浮いている孤高の女子高生、水沢さん。嫌われても気にする様子はない。空気は全く読まず、我が道を行く人。誰もやりたがらない文化祭の実行委員にも、真っ先に立候補します。一人やる気に燃えて、テンションの低いクラスメイトに不満と怒りを抱えているらしい。周囲に推されて仕方なく相方になった主人公ですが、あるとき、彼女の隠れたけなげさを知り、ぐっと気持ちをつかまれます。はっきり描かれてはいないけど、これは恋が芽生えたと思ってもいいんじゃないかな。「この子の良さに、俺だけは気づいてるんだ」みたいなのって、わりと大きなときめきポイントですよね。男子目線の萌えを描いた話なのかなと思えて、楽しく読めました。