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選評付き 短編小説新人賞 選評

夜がすぎたら背伸びしたい

若田なつき

34

  • 編集A

    ものすごくインパクトのある作品でした。大学生の美紀は、同じ大学の、なんともいけ好かない男と付き合っています。まあもちろん、最初から嫌な感じだったわけではない。告白されて付き合い始めたんだけど、しばらく経った後で男のほうの気持ちが醒めたのか、主人公をあまり大事にしてくれなくなった。ろくに連絡もくれないし、誘っても断られることが多いし、それでいて、自分の都合で急に会いたいと言ってくる。お出かけデートもプレゼントもほとんどなし。自分勝手で傲慢で、いちいち嫌味っぽい物の言い方をする。ほんと、読者からすると、「とっとと別れろ」と言いたくなるような男です(笑)。で、主人公もようやく決心がつき、これで最後のつもりでクリスマスディナーへと赴く。突然別れを突きつけて留飲を下げてやろうと思っていたのに、彼氏から思いもかけない反撃を受け、呆然とする……この場面は、読んでいて釘付けになりますよね。

  • 編集D

    衝撃のシーンでしたね。引き込まれました。

  • 編集A

    私は割と、主人公の目線で読んでいました。だから、彼氏のほうが一方的に悪くて、そんな男に引っかかった主人公はお気の毒、そういうイメージだったんです。でも、この反撃を受けたシーンで、主人公もまた彼氏に劣らない嫌な部分があったんだということに、主人公自身が気づいただろうし、主人公目線だった私も気づかされた。物語のクライマックスで、それまでの考え方や感じ方を一気にひっくり返された感じです。そのひっくり返され方がすごく爽快に感じられたので、私は高評価をつけています。

  • 三浦

    私はそのあたりがよく分からなかったです。主人公は本当に、「自分は嫌な奴だ」と思っているのでしょうか?

  • 編集A

    うーん、実は私も、そこに関しては若干疑問を感じないでもない。一応、「作者は狙って、嫌な主人公を設定している」と解釈したのですが、ちょっと自信がないです。みなさんの意見を聞かせてください。

  • 三浦

    私は正直、作者は主人公を、「嫌な女」のつもりで描いていないのではという気がします。

  • 編集B

    私もです。確かに一応、「とても醜い部分で、私達は似ていたのかもしれない」と書かれてはいますが、主人公が心からそう思っているようには感じられない。もしそうなら、こんなラストシーンにはならないですよね。

  • 三浦

    同感です。ラストで主人公は、高級パンプスを買いに行きますね。長い間すごく憧れていたけど、なかなか手を出せず、横目で眺めるだけだった特注品のパンプス。でも、思いきって履いてみたら、「生まれ持った足そのものが、すらりと美しく見えた」んです。これは、とても象徴的なシーンだと思う。

  • 編集B

    このパンプスは、「彼氏」とか「恋人」とかを意味しているんですよね。あるいは、主人公がこれから手にしていくもの。

  • 三浦

    そう思います。高級品のような素敵な男性は、自分とは釣り合わないと思っていたけど、そんなことなかった。むしろぴったりだった。これからはもう、自分を貶めず、安物の男にしがみついたりせず、自分にふさわしい素敵な男性と付き合って幸せになろう。そう思って、主人公は希望のある未来へと歩き出した――という解釈が成り立つラストだと思います。

  • 編集B

    靴売り場の店員が主人公に、「高級だからではなく、お客様自身にあっているものを選ばれたから、本来の美しさが前面に出るんですよ」と言っていますが、これは、作者から主人公への言葉ですよね。「あなたは元々、エレガントで美しい女性なんですよ」「素敵な男性こそがあなたにふさわしいんですよ」と、作者が声をかけているということだと思います。

  • 三浦

    はい。このラストシーンから考えると、作者はむしろ、主人公を強く肯定しているように思えます。

  • 編集E

    私は、肯定とか否定とかということは考えませんでした。作者は主人公をいい子とも悪い子とも思っていなくて、割と等身大の人間として描いているのかなと思います。「こういう女の子、いるよね」って。

  • 編集A

    まあ確かに、こういう女性はいると思います。実際、私の知人にもいました。ただ、私にはちょっと、そういう人たちのメンタリティーがうまく理解できなかった。

  • 編集E

    そうですか? 私はこの主人公のメンタリティーは、分かる気がする。この話は、「自分が思っているほど、自分は優れた人間ではない」ということを描いているのではないでしょうか。成績とか才能だけじゃなくて、人間的な器の大きさとか、性格、魅力、すべてをひっくるめてです。一応今までちゃんと努力して、それなりの結果は出してきた。「私って、なかなかじゃない?」と心密かに思っているんだけど、その一方で、「自分なんて本当は、全然大したことない」ということもどこかで認識している。だから無駄に足掻いて、空回りしたりしてるんです。そういう姿が、ある場面では傲慢に、ある場面では卑屈に見えたりする。

  • 三浦

    なるほど。確かに、主人公の自己評価には、すごく低い一面がある。13枚目で、「私にいいところなんて、ないもん……」とひどくいじけていますが、これは本心だと思います。

  • 編集E

    はい。「自分だってすごいんだ」「自分だって素敵なんだ」と思いながらも、同時に「自分なんてほんとにダメダメだ」という気持ちに苛まれている人って、実際いると思うんです。そういう人たちにとっては、共感できる話なのかなと。
    だから、「実は高級パンプスがお似合いな私」みたいなラストも、調子に乗ってるとかってことではなくて、「変わろうとする主人公」を描きたかったのかなと思います。「今まで憧れるだけだったパンプスを思いきって手に入れたことで、また元気よく歩き出すことができた」、みたいなことを書いたつもりなんだけど、ちょっと塩梅を間違えて、若干引っかかる感じになってしまったのではないでしょうか。

  • 編集B

    うん、おそらくそういうことなんでしょうね。ただ、「自分に合うものを見つけたら、たまたま高級品でした。どうもそういうものが、私にはお似合いみたいです」という感じになってしまっているのは、塩梅の間違い方としてちょっと問題だと思う。作者が主人公を持ち上げ過ぎですよね。

  • 三浦

    主人公のようなメンタリティーの女の子を救済する物語なのかもしれませんが、ちょっと引っかかりがありすぎると感じます。そもそも、話の流れとしておかしいですよね。これが本当に、「自分のダメなところや醜いところを思い知らされ、変わっていく女の子」の話であるなら、ラストで、「高級で素敵なパンプスが、私の足にはぴったりでした。これを履いて本来のエレガントな自分に戻り、明るい明日に踏み出します」という展開にはなり得ないと思います。これでは主人公は、何も思い知ってませんよね。あいかわらず自身について直視していないように読めるし、作者もそういう主人公を肯定しているように感じられました。変化する姿を描こうとしているとは、私にはちょっと思えなかったです。

  • 編集B

    「自分の嫌なところにようやく気づいた」という話なら、むしろ、「高級パンプスを履けば素敵になれるかもと思っていたけど、履いたら全く似合わなかった」みたいなエピソードが来るはずだと思います。

  • 三浦

    あるいは、サイズが合わず、全然足が入らなくてがっかりするとかね。で、「あんな男に振り回されるなんて、私はほんとにバカだったな」とつくづく思うとか。

  • 編集A

    そうですね。私は、「自分の嫌なところに気づいていなかった女の子が、嫌な感じの彼氏を非難していたら、反撃を食らって目を覚ましたお話」かと思っていたのですが、現状の描き方ではそうなり得ていないようです。もし、そのラインで話をまとめるとしたら、今のラストシーンを書き換えればいいのでしょうか? 「高級パンプスは似合わなかった」という方向に。

  • 三浦

    いえ、そういう問題ではないと思いますね。そんなことをしても、あくまで表面的な修正でしかない。このラストシーンは、作者にとっては「正解」なのでしょうし、この主人公を描いたら自然とこうなったということだろうと思います。主人公の気持ちや言動を、作者が率直かつ正直に描いているからこそ、本作は非常にインパクトのある作品になったのだと。だから、小手先の修正などせず、この作品はこのままでいいのだろうと思うんです。
    ただ問題は、本作で描かれる「この主人公らしい物の考え方、感じ方」が、私にはちょっと理解不能な点が多いということでして……。そのため、的を射たアドバイスができないおそれがあり、申し訳ないです。もしかしたらご参考になることもあるかもしれないので、どこに引っかかったのか、どういう点がうまく理解できなかったのか、挙げてみます。
    例えば27枚目で主人公は、「シュンのことが好きな自分を認められずにいた」と語っていますが、これがどうにも理解できない。主人公は、シュンのことを好きなんですか?

  • 編集B

    ここはびっくりしますよね。それまでのシュンの描かれ方から考えれば、こんな最低男と今まで付き合い続けてきたことのほうが不思議です。いったいシュンのどこがいいの?

  • 編集A

    もうほとほと愛想が尽きたからこそ、「もう別れる。デートの最後で手ひどく振ってやる」って思ったんじゃないのかな? それとも、まだ好きなの?

  • 編集F

    主人公は、シュンとビデオ通話するときに、春雨スープを啜ってるんですよ(笑)。だから恋はしていないと思う。ディナーの席でプレゼントを渡されたときも、了承を得る前に包装紙を破いたりしている。初めてのプレゼントに気がはやったにしても、好きな人に見せる態度とは思えないです。

  • 三浦

    9枚目に、「(シュンには)女性の影はおろか、同性の友人もほとんどいないことを知った」とあります。これはつまり、シュンには人間としての魅力がゼロだと言っているんですよね。主人公がそう思っているわけです。なのに、そのまま付き合いを続けている。これってけっこう、ひどくないですか? 自分の恋人を、心の中でバカにしている。

  • 編集D

    もしかしたら主人公は、見下せるレベルの男だから、長く付き合い続けたのかもしれない。自分が優位に立てるかと思って。

  • 三浦

    一理あるかも。というのも、主人公は常に勝ち負けを気にしていますね。主人公の行動や判断には、いつでもその基準がつきまとっている。「クリスマス前に欲しい物を買うのは負けな気がする」とか、「相手が冷めて振られるって、最初から最後まで負けだと思う」とか、「二人のつき合いは、彼が優位に立ち続けた。手綱を握れなかったのが私の敗因だ」とか。クリスマスデートの最後に別れを持ち出してショックを与えようと企んでいるのも、「最後くらい勝ちたい」と思っているからですよね。全編にわたって、主人公は非常に勝ち負けにこだわっている。恋愛感情なんて微塵も感じられません。なのに、シュンに反撃されたら、「私は彼が好きだったんだ。もっと早く好きだと認めていればよかった」とか言っている。「ええっ、なんでそうなるの!?」と、私には主人公の心情がうまく理解できなかったのです。

  • 編集G

    自分がシュンを好きなほど、シュンは自分を好いてくれていない。その不均衡を認められずにいた自分に、ようやく気づいたのではないでしょうか。

  • 編集E

    同感です。本当はシュンが好きなんだけど、自分ばっかり好きなのが辛くて、その現状を受け入れられず、「勝ち負け」で勝ちたいという思いにすり替えていたのではと思います。しかも、「自分にはいいところなんてない」という自己否定も抱えているから、二重に屈折して、自分自身に対しても気持ちを偽っていた。

  • 編集A

    私はむしろ、主人公は単に「彼氏がいる自分」にしがみついていただけなのではと思います。でもそこは認めたくないから、「彼を好きだったのに、素直じゃなかった私」という方向にすり替えているんじゃないかな。

  • 三浦

    なるほど。私はAさんの読みに近くて、二人の関係はやっぱり恋愛とは呼べないものだったんだな、と受け取りました。そもそも、「二年半も付き合っておきながら、ほとんど二人で出かけていない」なんて、この人たち、本当に付き合っていたと言えるのかな? どうもこの主人公の恋愛模様には、疑問点が多い感じです。
    あと、シュンに反撃されたとき、主人公は「たいして好かれず、求められることも少なく、おそらく学問の才においても目立たないであろう、シュンの痛みが胸を締め付ける」と言ってますよね。ここもかなり引っかかりました。超絶ひどいことを言われたのに、なぜ主人公がシュンを責めず、同情的になったのかというと、「自分だって似たようなものだ」と思ったからですよね。「自分だってたいして好かれないし、求められないし、特別な才能もない」と思った。ここも結局、シュンの痛みを真に思いやっているのではなく、「自分もパッとしない」=「シュンと同じく負け組」だと感じて辛くなった、ということでいいんでしょうか。だとすると主人公、あいかわらず勝ち負けの論理に縛られたままだな、と。

  • 編集E

    主人公とシュンは、結局鏡写しの関係ですよね。シュンを否定することは自分自身をも否定することなので、主人公は彼を責められなかった。

  • 三浦

    うん、そうですよね。身につまされたから、主人公はシュンを責めなかった。作者もまた、主人公の今の在りようを擁護していると読めます。「そうだよね。シュンと同じく、あなたも辛いんだよね」という感じに。それはいいんですが、せっかく主人公は「自分だって醜いところがあるんだ」と気づいたらしいのに、現状だとそれがうまく効いていないと思う。その認識のさらに先、ではどうしたら、主人公が勝ち負けの論理から脱せるのかを、もうちょっと描いたほうがよかったのでは、という気がするんです。

  • 編集A

    現状では主人公には、反省も成長もあまり感じられない。

  • 三浦

    はい。自身を真剣に顧みることなく、「素敵な靴を履くように、ありのままの自分の素敵さを活かそう」という結論に、安易に落ち着いているようなのは気にかかります。いや待て、「ありのままの自分=勝ち負けにこだわったままの自分」みたいに読めなくもないんだが、大丈夫なのか主人公、と。

  • 編集C

    自分独自の価値基準を見失っているから、「優位に立つ」「勝ち組になる」みたいな、「他人と比べる」というわかりやすい指標にすがってしまっているんですよね。

  • 三浦

    そうなんでしょうね。そして主人公自身は、それにまったく気づいていないように私には思える。安心して見下せる人に告白されたりしたら、またうっかりつきあって、やっぱりそいつも嫌な男でした、ってことになってしまいそうで、主人公のことがすごく心配です。

  • 編集A

    シュンと付き合ったのも、「相手からアプローチされたから」が大きいのかも。そういうところにもまた、勝ち負けの心理が絡んでいるような気がします。

  • 三浦

    いくらいい靴を履いたって、こんなことを繰り返していたら、いつまでたっても幸せにはなれないんじゃないかな。主人公は、「自分にとって何が一番大事なことなのか」ということを、あまり考えたことがないように感じます。それって結局、自分を本当の意味で大切にしていないんだと思うんです。もう少し、勝ち負け以外の違う価値観もあるんだということに気づいてくれたらと思います。って、生身の人間に対するように思い入れてしまった(笑)。
    この主人公のような人は、世の中にけっこう多いのかもしれません。そういう人たちをリアルに描き出せているという意味では、やっぱり作者はすごくよく書けていらっしゃると思います。

  • 編集B

    シュンもまた、「勝ち負けに異常に捉われている人」の一人ですね。主人公とシュンは、ある意味すごくお似合いな二人なんだと思う。

  • 編集A

    どっちもどっちってことだよね。私はその、「どっちもどっちじゃないか」ということを主人公が突きつけられた話を、作者が狙って書いているのかと思ったのですが、結局、確証は得られなかった。作者の意図が本当はどうだったのかはわかりませんが、その「作者の意図が、読んでもはっきり分からない」ということが一つの答えかなと思います。

  • 三浦

    そうですね。もし何らかの意図があるのなら、もう少しそれが明確に読者に伝わるような書き方にしたほうがいいと思います。主人公がどう成長したのか、もうちょっと明確にするとか、そういう方向性で。

  • 編集D

    それにしても、シュンは本当に嫌な男ですよね。シュンの描写があるたびに、「なんて感じの悪い男なんだ」と思って、むしろそれを読むのがワクワクと楽しみになっていきました。終盤の大演説のシーンなんて、思わず興奮してしまった(笑)。あまりの嫌な男ぶりに、週刊誌的な下世話な興味で食いついてしまいました。

  • 編集C

    わかります。読んでる側もアドレナリンが出ますよね(笑)。

  • 編集A

    ひたすら「お前は負けてる!」「俺は勝ってる!」ってね。この大演説には圧倒されました。それなりに優秀なはずなのに、シュンって、驚くほどコンプレックスまみれですよね。だから必死に繕おうとしているし、優位に立とうとして、相手を押さえつけようとしている。

  • 編集B

    シュンの嫌さ加減は、本当にすごいと思う。自分が欲しいものをプレゼントしておいて「これで勉強しろ」とか、「おまえにもらったマフラーよりずっと高いんだぞ」とか。こんなことよく言えますよね。もう、開いた口が塞がらない。

  • 編集F

    あんな大ゲンカしたのに、席を立たないで、きっちりドルチェまで食べきるなんて、二人ともすごいと思う(笑)。私には無理です。実は私、イチ推ししてるんですが、決め手はこの嫌すぎる人物造形でした。あまりに不愉快な気分にさせられたので、逆にこれはすごいことではないかと思えて。

  • 編集D

    僕も高得点をつけました。ここまで嫌な人物を描けたことは評価したい。

  • 編集A

    この、類を見ない嫌な男の描きぶりは出色ですよね。ただ、あまりにも出色なので、モデルがいるのではとも感じる。それくらい、妙なリアリティがありました。

  • 三浦

    シュンの嫌さ加減は、ほんとに空前絶後ですよね(笑)。モデルがいてもいなくても、シュンのいや〜な言動を克明に描写してみせた作者の筆致は本当にすごいものだと思います。

  • 編集C

    この作品を読んだ後では、他作品のインパクトが弱くなりますね。

  • 編集A

    ただ、読者をどういう気持ちにさせようとしている作品なのか、そして、ここまでの嫌なキャラクターを登場させてまで何を描きたかったのかということが、うまく見えてこなかった。そこがすごく残念でした。ついでに言うなら、重要な要素の「パンプス」が、「正月の黒豆みたい」としかわからないのも残念(笑)。もう少しこの靴の素敵さを描写してほしかったですね。

  • 編集B

    でも、この「パンプス」という要素は、冒頭でちゃんと登場させていますから、構成としてはきれいにまとまっていました。エピソードの配分は、よく考えられていると思います。誤脱字もない。

  • 三浦

    あと、会話の感じとかがすごくいいと思いました。水族館のところとか、お友達との会話とか。テンポ感や言い回しがとてもよかったです。

  • 編集C

    そして何といっても、読者の心に爪痕を残す作品でしたね。面白い話が書けそうな力は十分お持ちだと思うので、ぜひ別の作品も読ませてほしいです。

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