『赤の神紋』シリーズとは?

舞台となる演劇の世界を深く鋭く描きつつ、登場人物たちの愛憎をドラマチックに描く。一見華やかな世界を生きるキャラクターたちが、心の奥底では常に愛と紙一重の憎悪、そして悩みと葛藤と抱えている。その人物造形の奥深さと劇的な展開で、多くのファンの心をつかんだ人気シリーズ。

赤の神紋 第五章–Scarlet and Black–
赤の神紋 第六章–Scarlet and Black 2–

『赤の神紋』シリーズあらすじ

新進気鋭の作家・連城響生は、天才劇作家と呼ばれる榛原憂月の作品と出会い、多大な影響を受けた結果「模倣作家」と批判されるようになってしまう。榛原の作風の呪縛から逃れようと足掻いていた連城は、ある日路上で歌う青年・ケイの声に惹かれ、戯れに榛原の戯曲『赤の神紋』の一節を演じさせてみせる。ところが、その青年の中には魔的なまでの役者の才能が秘められていた。2年後、スランプに苦しむ連城とケイは偶然再会し―。

赤の神紋 第六章–Scarlet and Black 2–

『赤の神紋』
主な登場人物

榛原憂月(はいばらゆうげつ)

大学在籍中に鮮烈なデビューを果たし、観る者を自分の世界に引きずり込む強烈な作品世界を生み出す天才劇作家兼演出家。その作品は演劇界に革命を起こし、信奉者を増やし続けている。

葛川 蛍(かずらがわけい)

偶然連城と出会ったことで演劇に目覚め、奈良から家出同然に上京した。榛原作品との出会いで演劇にのめり込む。今はまだ無名だが、役者として無限の才能を秘めている。

連城響生(れんじょうひびき)

有名な小説賞を受賞し、劇作家としても評価されている若手小説家。だが、榛原の才能に打ちのめされ、スランプに悩む。ケイの才能に惹かれ、役者として成長していくケイを情熱的に見守る。

『赤の神紋』
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